日本で行われる食事とは、生きるために必要な栄養の摂取だけが目的ではなく、生活の楽しみの一つとして重要な役割があります。誰もが、美味しいと感じる好みの物を食べたいと思うでしょう。
全ての食べ物は、口を経由することになります。食べ物によって、歯周病への影響や、進行を早めるという事があるのでしょうか?こちらでは、歯周病を意識した食べ物の選び方や、その食べ方についてご紹介します。
糖分は、虫歯菌や歯周病菌がとてもよく好みます。人類の長い歴史の中でも、甘い砂糖が発見され、広く出回るまでは虫歯は無かったと考えられており、事実、虫歯の記録はほとんどありません。
さらに言えば、歯に付着しやすく、甘い食べ物が危険です。口の隅々まで行き届くような糖分を含む飲み物も歯周病にとっては好都合です。
つまり、ケーキやジュースなどが、歯周病を進行させてしまいます。これらの食べ物はほとんどが柔らかく、噛むまでもなく溶けてしまうような物さえあります。
噛むことで、殺菌作用のある唾液を分泌できますが、それすらほとんど行われない為、これらの甘いものはあらゆる面で歯周病の手助けを行ってしまいます。
野菜に含まれる、ビタミン類の栄養分は、歯茎を強くすることに役立ちます。血行をよくすることで、歯周病の増加を防ぐことにも繋がります。
また、野菜には繊維が多く含まれているため、歯に付着した汚れを絡めとる効果があります。さらに、よく噛んで食べることになりますので、殺菌作用がある唾液の分泌を促します。
野菜は、これら幾つもの相乗効果により、歯周病の予防に大変役立ちます。
牛乳を始めとした、カルシウムを含んだ食品も、歯周病対策に役立ちます。カルシウムが強い歯を形成する働きをします。
実は、歯周病は糖尿病との繋がりがあることが、近年になり分かってきました。糖尿病を避けることは、そのまま歯周病を避けることに繋がります。
高カロリーの食品は歯周病を引き起こすとも言えますので、いわゆるヘルシーな食生活を心がけましょう。
唾液の作用により、食後数時間で口の中が清潔に保たれます。しかし、頻繁にお菓子をつまむと、口の中が清潔に保たれるタイミングを逃し続けてしまいます。
甘いものを食べることが、歯周病を加速させてしまいます。食べないことが最も良いのですが、生きる上での楽しみでもあるため、そうはいかないのが現実です。
ケーキなどの甘い食べ物は、確実に口内環境を悪くしますが、それを理解した上で、食後のブラッシングを徹底しましょう。しっかり食べて、しっかり綺麗にすることが重要です。
これらのアドバイスやご相談を、当院ではいつでも受け付けておりますので、お気軽にお越しください。
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