歯ぎしり・食いしばりを直すことが歯周病予防になる訳

歯周病予防憶録 - 歯周病の原因・症状/予防の重要性
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【歯ぎしり・食いしばり】

歯ぎしり、食いしばりは歯周病を進行させてしまう

歯周病の原因は歯周病菌であり、ブラッシングにより歯垢を除去することで、その進行を緩めることができます。しかし、自覚なく行ってしまう歯ぎしりや食いしばりが、歯周病を発生させてしまうという報告があるのです。

なぜ歯ぎしりが歯周病を引き起こすのか、その対処法もご紹介します。

歯ぎしりが歯周病の進行を早めてしまう

無自覚に行ってしまう歯ぎしりや食いしばりを「ブラキシズム」と呼びます。

本来であれば、歯を強く噛み合わせるようなことと言えば、煎餅のような硬い食べ物をかじる時しかなく、それも噛み砕くその瞬間だけです。

しかしブラキシズムの場合は、持続的に強く噛みしめることになります。それが就寝中であれば、本来ならば反射的に抑えられていた力が、抑制の働かないまま歯に強くのしかかる事になります。

ご存知の通り、歯はとても硬いものですが、その歯ですら欠けてしまうほどの、強い力を掛けてしまうのです。

歯の土台である歯茎へも大きな力が掛かることになり、歯茎の組織に炎症を起こすことで、歯周病を進行させてしまいます。

あなたもブラキシズムをしているかもしれません

実は、ブラキシズムはそう珍しい事ではありません。ぎりぎりと音を立てるならばともかく、集中している時やストレスを感じている時など、音を立てずに強く噛みしめても、ほとんどの場合は自覚できないものです。

まして、それが就寝中ならば、分かるはずもないのです。およそ半数以上の方が、ブラキシズムの癖を持っているとも言われており、あなたも決して他人事では無いのです。

ブラキシズムのチェックポイント

ブラキシズムのある方は、歯のかみ合わせ部分がすり減っている事があります。歯が平らに見えるのはもちろん、歯の表面にあるエナメル質が剥がされ、その内部の象牙質が露出すると、知覚過敏の症状が現れます。

虫歯の治療後の被せ物や、詰め物が破壊される場合もあります。しかしこれは極端な例であり、肩こりや頭痛としてのみ症状が現れるケースもあります。

ブラキシズムの治療方法

ブラキシズムの原因はいくつも考えられ、特定は困難です。一つにはベッドや枕が合わない、という場合がありますし、ストレスが原因となっているかもしれません。噛み合わせが悪いようであれば、歯や被せ物の状態を見直し、削る場合もあります。

ご相談いただければ、睡眠時に装着できる柔らかい材質で出来たマウスピースを、保険の適用内で作成することも可能です。

ブラキシズムが気になりましたら、当院でもご相談を受け付けております。お気軽にどうぞ。


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